
私が「キャリアチェンジ犬」という存在を知ったきっかけがこの「プップ袋」。
社会福祉法人日本介助犬協会が、介助犬育成支援グッズとして販売しています。
(売上げ金の一部が育成資金となります。現在は残念ながら通信販売は休止中。)
このデザインを手がけたのが、私の大好きな犬雑貨のお店、
WATER DOG GARDEN さんだということを知ったことから始まります(たぶん2007年くらい)。
そこから、どうしてキャリアチャンジ犬を希望するにいたったか。
私の、まったく個人的な感想としてのキャリアチェンジ犬を選ぶメリットからご説明したいと思います。
1.なんといっても健康状態がわかること。ヒストリー②でも触れましたが、数ある書類の中には健康診断結果もあります。
(その項目は
こちら)
実際、ラブラドール・ゴールデンに発症しやすい遺伝性疾患。
股関節・肘関節はご存知のとおりですが、それらの発生率の高さの原因のひとつに挙げられるのが、繁殖の多さ。
この要因を外すためには、信頼できるペットショップ、ブリーダー探しが必須だといわれますが、
私には、数あるショップ、ブリーダーの中で、どういうところが安心できるのか、
どこで安心すればいいのかがわからなかった、というのが本音です。
その点で、上記のような健康診断結果があれば、自分にとっての有効な判断材料となり得ます。
こういった補助犬になるには元々の良好な健康状態が第一となりますから、基本的には安心できる、というところがありました。
2.躾が楽な訓練犬であること。これまでにも大型犬の飼育経験はありますが、経験があるがゆえにわかるのがパピー時代の大変さ。
もちろん、そこがかわいい!ときでもありますが、実際、私自身も短時間とはいえ、
外に仕事に出てしまうので、そんなに付きっきりではいられません。
加えて、私自身は、パピーよりオトナになってからの方が好みです。
レト飼い、大型犬飼い(もちろん小型犬もですよね)なら、成犬になってからの、お互いに分かり合える感じ、よくご存知かと思います。
3.費用面・経済性でもお得感ありました(結果的に)。同じくヒストリー②で触れましたが、ロンロンの訓練レベルは、希望通りのレベル②。
3ヶ月以上、6ヶ月以内の訓練を受けています。
このレベルの犬を譲り受ける場合、寄付金1口=5万円として、2口以上(10万円以上)の寄付をします。
(2010年12月現在)実際の話、このレベルの訓練犬をブリーダーで購入しようとするならば、20万以上の金額が必要かと思います。
また、パピーから購入したとしても、その後の躾教室や、トレーニングスクールにかかる費用、
それから去勢(もしくは避妊)手術が必要ですが、これも私が引き取った時には済んでいました。
(一般家庭犬と同じく、狂犬病予防やワクチンなどの接種は年1回必要です。)
また、マイクロチップも埋め込まれており、初めから自分で犬を飼うときの義務的な負担もかなり少なくなります。
こういったことを考えると、やはり私にはキャリアチェンジ犬が向いている、と思ったのです。
そして100%、実際にそうでした。
また、一緒に暮し始めて、改めて感じた大きなメリットもあります。
4.他の犬に対してもフレンドリーである≒ケンカがない。もちろん、犬によって、元々の気質や性格による個体差はありますが、やはり施設での集団生活の経験があるため、犬同士でのコミュニケーションのとり方は抜群に上手です。
これはやはりとても重要なポイント。
特にお散歩のときにはその良さがわかります。
犬同士すれ違いざまに吠えられても多少ならスルー(出来ないときもありますが)。
また、近寄るときも、一気に向かっていく事はしません。
比較的ゆっくり、というか、相手の出方を待つ感じです。
何より、このフレンドリーさ、コミュ力のおかげで、私自身たくさんのお友達に恵まれました。
以上の4点、キャリアチャンジ犬を選ぶメリット。
今、もしかしてキャリアチェンジ犬が選択肢のひとつになっている方への参考になれば、幸いです。
それにしても、2007年ぐらいから、申し込みをする2010年までの約3年間よく忘れずに思っていたものだと、
自分でもしつこさに改めてびっくり。
*うるママさまカールママさま
うるぼん、カールたんへのロンロンのアレはコミュニケーションの一環ですので。