我が家にやってきて1ヶ月過ぎた頃から、なんとなくロンロンの態度が「寛いで」きたように感じました。

(20110402@実家・チャリオとロンロン初対面の日)
キャリアチェンジが決まってから我々が引き取るまでの2ヵ月間、
何箇所かのボランティアさんのお宅でお世話になりましたが、さすがに人懐っこく、環境の変化にも順応しやすいラブラドールとはいえ、短期間での移動が続くのは落ち着かなかったと思います。
そのことについては、今でも後悔しきり。
特にそのせい、という訳でもないのでしょうが、我が家にやってきた当初は、
「じゃ、しばらくお世話になります」的な感じで、これからずっとここで暮す、というイメージは、その態度からはまったく伺えませんでした。

(オモチャをカツアゲされても文句が言えなかった頃。)
こればっかりは時間が解決してくれるもの、と私自身不安を感じつつも焦らないように気をつけていましたが、
1ヵ月経ってようやくロンロンもわかってきた様子で、ひとつひとつの、行動、仕草や表情の表れ方が変わってきたと思います。
こういった変化を感じることは、もしかしたら成犬から飼い始めることの特徴かもしれません。
事前に預かった書類や、協会の職員さんからの説明で、性格、性質についてはわかっていることも多いので、そういった部分については対応、対処も出来るのですが、
実際、一緒に暮し始めるとそれだけでは心もとなかったのも、また事実。
人間でいうならば「自己・自我」がある程度確立された、されつつある成犬が、これから本当に馴れてくれるだろうか、ちゃんとお互いに理解しあえるだろうか、とか不安になることもありました。
(こういったことも、成犬を飼うことに抵抗がある人の不安要素のひとつであるといわれています。)

(今ではありえないロンロンの控えめな態度(笑)。)
それが、お散歩で一緒になるワン友に、
「ロンロン、最近お顔が変わってきたね、表情が出てきたね。」
と言ってもらえるようになったのも、この頃から。
その言葉がどれだけ私を支えてくれたことか。

(初めてチャリオが「お兄ちゃん」に見えました。)
ようやくロンロンが加わってからの新しい生活のペースが掴めてきたような、
周囲の環境を含めて、私たち夫婦とロンロンとの歩調が合ってきた、という感じでした。
私自身、新しいことに慣れるまでには、それなりに時間を要するタイプ。
お互いに時間がかかって、ちょうどよかったのかもしれません。
それにしても、実家のチャリオ。
おまいは本当に、すぐロンロンを受け入れてくれたねえ。
いちばん時間がかかると思ってたけど(笑)。